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Published: December 19 2012 |
近藤竜男(1933-)は’55 年東京芸術大学を卒業後、読売アンデパンダン展に参加、サトウ画廊、村松画廊で個展を開催し’61年に渡米。2001年までの40年間はニューヨークを拠点に日米での個展やグループ展などで発表を続け活躍しました。 近 藤がニューヨークに渡った‘61 年当時は、抽象表現主義の末期からポップアートが台頭してきた時期でしたが、近藤はグレーやグリーン、ブルーなどの対角線の構図から構成される幾何学的で シャープな印象の作品で独自の世界観を発表していました。その時期の仕事は 2002 年に練馬区立美術館で開催された回顧展「ニューヨーク⇔東京1955~2001」で紹介され、その後の新作は 2010 年のギャルリー東京ユマニテでの個展で発表されました。 昨今、’50 年代の日本現代美術が再検証される中において、本展では近藤の 1955-59 年の渡米前に制作された未発表ドローイングに焦点を当て、戦後から近代への端境期におけるアートシーンの中で、近藤がその時代性も含めどんな影響を受け、 どのような方向性を定め進んだのかを展覧し検証します。併せて、関連のシンポジウムも開催いたします。この機会に是非ご高覧いただけますようご案内申し上 げます。
[作家プロフィール] 近藤竜男 KONDO Tatsuo
1933 東京生まれ 1955 東京芸術大学油絵科卒業 1956-61 「読売アンデパンダン展」出品 1956-59 個展 サトウ画廊(東京) 1957-60 個展 村松画廊(東京) 1961 渡米 ニュースクール、アート・ステューデンツ・リーグ、ブルックリン美術館附属美術学校にて学ぶ 1963 エミリー・ロウ・コンペで受賞 1963-69 頃まで イサム・ノグチのアシスタントを務める 1964 個展 日本橋画廊(ニューヨーク) 1965 「在外日本作家展ヨーロッパとアメリカ」東京国立近代美術館 1967 「新人作家・その作品」マーサ・ジャクソン画廊(ニューヨーク) 1971 「コンテンポラリー・ジャパニーズ・アート(第 5 回ジャパン・アートフェスティバル)」グッケンハイム美術館 1973-74 「アメリカの日本作家」京都国立近代美術館、東京国立近代美術館 1974 個展 南画廊(東京) 1979 「70 年代美術の展望」アルドリッチ近代美術館 1982、87 個展 東京画廊、ギャルリーユマニテ(名古屋)、スズカワ画廊(広島)」 1982 「近代日本の美術・1945 年以後」東京国立近代美術館 1987 「ねりまの美術 ’87」練馬区立美術館 1991、93 個展 東京画廊 1997 「近藤竜男が見たニューヨークアートシーン」広島市現代美術館 2001 帰国 2002 「ニューヨク⇔東京 1955~2001」練馬区立美術館 2010 個展 ギャルリー東京ユマニテ
パブリックコレクション 東京国立近代美術館 国立国際美術館 大原美術館 練馬区立美術館 PL 教団
全文提供:Galerie Tokyo Humanité
会期:2013.2.4~2013.2.16 時間:10:30-18:30 closed on Sun and national holidays 会場:Galerie Tokyo Humanité
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Last Updated on February 04 2013 |