平井素子:repeat・・・live |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 9月 22日 |
版画の技法の一つであるシルクスクリーンを駆使して油絵を描く、日本では版画か絵画かの議論に終始してしまいがちな制作スタイルを身上としている。 しかしながら、常に問題提起される版画の複数性と絵画のオリジナル性との問題を行き来しつつ「繰り返す行為の絵画」に取り組み、それに向き合い制作を続けている。 平井の制作を通して考えること・・・ 例えば 日課として毎日読書する 日課として毎日散歩する 日課として毎日草花に水をあげる 日課として毎日昼寝をする 日課として・・・する 日々同じ目的をもって、コツコツと同じことを繰り返す 当たり前ではあるが繰り返すことは容易ではない まさに平井素子の制作スタイル 作品プロセスそのものである 同じことを繰り返すことは「生きる」ことに等しい そこにどんな価値を見出すか・・・ 生きることを正面から受けとめ生き続ける者にしか分からない価値なのかもしれない 平井素子(HIRAI Motoko) 全文提供: 画廊翠巒 会期: 2011年9月24日(土)〜2011年10月2日(日) |
最終更新 2011年 9月 24日 |