展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2016年 7月 22日 |
銀座、京橋を中心とする13の現代美術画廊共催で毎年開催する「新世代への視点」では、各画廊がセレクトした若手作家の個展を開催。また期間内にギャラリーツアーも催します。 今回ギャラリイKが紹介する作家、内山翔二郎は鉄を素材として用い、生物を題材とした立体造形にとりくんでいます。緻密な観察で生き物の構造を読み取り、様々な部分の集合体として再構成していく手法は、機械論的な世界観を彷彿とさせますが、一方では逆説的に生命そのものとは何かという永遠の謎を私たちに問いかけます。そしてその問いは、美術の歴史の中で数知れぬ彫刻家たちが志向し続けて来た<彫刻の中に「生命」を吹き込む>という飽くなき挑戦へと、内山を導いています。環境との境界を外殻によって守り、閉じた形態を維持しようとする昆虫などの造形から、最近作では大気と光、水や土にむかって自らを開いていく植物の姿へと内山の探求は広がりつつあります。 【新世代への視点・公式サイト】 http://www.galleryq.info/news/news_newgeneration2016.html
http://homepage3.nifty.com/galleryk
全文提供:Gallery K
会期:2016年7月25日(月) 〜 2016年8月6日(土) 時間:11:30-19:00(最終日は17:00まで) 休日:日曜日 会場:Gallery K
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最終更新 2016年 7月 25日 |