展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2013年 7月 29日 |
新里明士は1977年千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科中退後2001年多治見市陶磁器意匠研究所修了。現在岐阜県土岐市を拠点に制作を行っています。2008年「第3回パラミタ陶芸大賞展」大賞など数々の賞を受賞、国内の他、アメリカ、イタリア、ルーマニアなど海外でも多くの展覧会に出展、高い評価を得ています。本展覧会のタイトル「Luminescence」とは、物理学用語で「熱を伴わない発光、冷光」という意味。それをそのままに表現しているといえる新里の作品「光器」は、透光性の高い白磁に穴を開け、穴に透明の釉薬を埋めて焼成したもの。光に透けて文様が浮かびあがる様を蛍の光に例えた「蛍手(ほたるで)」と呼ばれるこの手法により、あたかも作品自体が光を帯びているかのように、繊細で高貴な印象を持ち合わせます。本展では「光器」のシリーズを基に新たな展開も発表する予定です。暑い季節に涼やかな「光」に包まれる会場にぜひお越し下さい。
[作家プロフィール] 新里 明士 1977 千葉県生まれ 2001 多治見市陶磁器意匠研究所修了 2011-12 文化庁新進芸術家海外派遣制度によりアメリカ・ボストンにて制作 現在岐阜県土岐市にて制作
主な展覧会歴 2012 「International contemporary ceramics exhibition, 3rd edition」Galateea Gallery、ルーマニア 2011 「東海現代陶芸 思考する新世代展」愛知県陶磁資料館本館、愛知 「白の時代」益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子、栃木 「REVALUE NIPPON PROJECT」茨城県陶芸美術館、茨城 2010 「現代工芸への視点-茶事をめぐって」東京国立近代美術館工芸館、東京 金沢・世界工芸トリエンナーレ、石川 2008 韓国陶芸ビエンナーレ、韓国 ファエンツァ国際陶芸展、ファエンツァ、イタリア カルージュ陶芸展、カルージュ、スイス 2004 「非情のオブジェ」東京国立近代美術館工芸館、東京 「MINO CERAMICS NOW」岐阜県現代陶芸美術館、岐阜
受賞 2009 菊池ビエンナーレ 奨励賞 2008 パラミタ陶芸大賞展 大賞 国際陶磁器展美濃 審査員特別賞 2005 イタリア ファエンツァ国際陶芸展 新人賞
ワークショップ・講演等 2009 「The Office for the Arts at Harvard, Ceramic Program」ワークショップ・レクチャー/ボストン、アメリカ 「Leach Pottery」ワークショップ、セントアイブス、イギリス 「Carlo Zauli Museum」滞在制作・ワークショップ、ファエンツァ、イタリア 2008 「東洋陶磁学会」講演「磁器の表現と自作について」東国立近代美術館
オープニングレセプション:7月31日(水)18:00 ー 20:00 ギャラリートーク 新里明士 x 小山登美夫:7月31日(水)18:30~
全文提供:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
会期:2013年7月31日(水)~2013年8月12日(月) 時間:11:00 ー 20:00 会場:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
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最終更新 2013年 7月 31日 |