岡本太郎 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2013年 4月 12日 |
絵画、彫刻から、パブリックアート、プロダクトデザイン、文筆業まで。現在、 渋谷駅にある巨大な作品「明日の神話」でも知られる日本の現代美術のパイ オニア岡本太郎の創作は多岐に渡り、生誕100年を超えた今日まで、多大な影 響を与え続けています。1970 年以降、岡本太郎の作品には顔や眼のモチーフ が頻繁に登場するようになりました。それは彼が創作活動を通して見いだし た「眼は存在が宇宙と合体する穴だ。その穴から宇宙を存在のなかにとけ込 ます」という言葉のように、宇宙と人間とを結びつける穴として、作品中の 眼が太郎自身の眼と一体化して表されるようになります。本展ではそんな顔 や眼のモチーフを中心とした、モノクロームリトグラフ、カラーリトグラフ、 エッチングの版画作品と、復刻家具を展示致します。 「・・すぐれた美術品、芸術作品といえば極めて稀なものであり、だからこそ 尊いと考えられた。・・だがこれからの芸術はシネマ、ラジオ、テレビジョ ンに見られる如く、却って極めて大量に生産され、ひろく一般の身近にふれ るものこそ価値がある。」 ―『アトリエ』1955 年 芸術は大衆のもの。 岡本太郎の根幹にあるこの思想を表したともいえる版画・プロダクト作品を、ぜひご高覧下さい。 全文提供:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery 会期:2013年4月10日(水)~2013年4月29日(月) |
最終更新 2013年 4月 10日 |