Miyuki NISHIJIMA |
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Published: June 07 2012 |
西嶋みゆきは金魚の群れをモチーフに木版画を制作している作家です。雁皮紙(がんぴし)に刷った版画を数枚重ね、表面に透明塗料を塗ったり、表面に塗った透明塗料を研磨したりすることで、同じ素材、同じモチーフでありながら作品の質感を変えているのが特徴です。雁皮紙は半透明であるため、版画を数枚重ねても、下の層の金魚の群れが透けて見えますが、西嶋は表面の加工によってこの透け方も調整します。 表面に透明塗料を塗って研磨した「みぎわのみなわ」(21×29.7cm、写真は部分)シリーズ、表面の透明塗料の光沢を生かした「ほとりのまにまに」(25×25cm)シリーズ、版に塗った絵の具をあえてはみ出させモチーフの輪郭を部分的に崩した「がらくたばこ」(20×20cm)シリーズの3種類で計十数点の出品を予定しています。この中には一辺二十数センチの版画を数多く組み合わせた大作も含まれます。 [作家プロフィール] 全文提供:TACHIBANA GALLERY 会期:2012年6月18日(Mon)~2012年6月30日(Sat) 時間:12:00 - 19:00 休日:Sun 会場:TACHIBANA GALLERY |
Last Updated on June 18 2012 |