工藤麻紀子 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 6月 11日 |
作品紹介 キュレーターであり批評家のデヴィッド・ペーゲルは、ロサンゼルス・タイムズのレビュー記事で、モネの睡蓮やルソーの夢幻的リアリズム、マティスのフォーヴィズムなどに言及しながら、「彼女の胸を打つ作品は、アニメ世代の鞭打ち症的な絵画表現にとって、親密でありながら内省をもたらすものだろう。自分の本当のふるさとだとはどうしても思えないような場所から逃れることができない、というパラドックスが、工藤の卓越した主題である」と評しました。 展覧会について 彼らは決して言葉を語ることはありませんが、生い茂る植物たちが自ら光を帯びて煌煌と輝くこの場所には、数えきれない命のさざめきがあふれ出ているかのようです。 3月11日に起きた東日本大震災は、未曾有の悲惨な災害として今も多くの悲劇を生み、助けを必要とする多くの人たち、動物たちがいます。「自分にできることは何か」という問いを誰しもが突きつけられる中、作家もまた作品を通して、この危機と向き合い続けています 作家プロフィール 近年では、グループ展『ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開』(キュレーション:松井みどり 09年、原美術館、東京ほか海外巡回)へ出展、また海外での展覧会にも数多く参加しています。『Pretty Baby』(07年、フォートワース近代美術館、テキサス)、『MATRIX 213: Some Forgotten Place』(04年、University of California, Berkeley Art Museum & Pacific Film Archive、カリフォルニア)などへ出展しコレクションされたほか、ロサンゼルス現代美術館、オルブリヒト・コレクション、国際交流基金、高橋コレクションなど、国内外で作品が収蔵されています。 全文提供: 小山登美夫ギャラリー 会期: 2011年6月11日(土)-2011年7月16日(土) |
最終更新 2011年 6月 11日 |