長井朋子:木枯らしと、こんこ |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 11月 10日 |
【作品紹介】 絵の上は偶然の集まりであると話す長井は、スケッチで成功すると満足してしまう、という理由で下描きはしません。また彼女は描く対象に応じて、それにふさわしい画材を選びます。油彩、アクリル絵具、水彩、色鉛筆、パステル、加えて様々な素材を使用したインスタレーションも手がけます。それによるマチエールや素材の違い、描き込みの程度の違いなどは、個々の要素としてリズムとなり、ひとつの音楽を生んでいるように思えます。彼女の画面には、明確な物語があるわけではありませんが、この音楽を感じる事によって、わたしたちはいつの間にか彼女の物語世界の中に入り込んでいることに気付くのです。 【この展覧会について】 【作家プロフィール】 2006年のトーキョーワンダーウォールにて入選、その後の主な個展に「バラも馬に歌にミドリも庭」(トーキョーワンダーサイト本郷、東京、2007年)、東京オペラシティアートギャラリーでのproject N33(2008年)、「子供と梟と灰色ネコもキラキラの日曜日」(小山登美夫ギャラリー、東京、2008年)、「トッカータの部屋に」(六本木ヒルズ アート アンド デザイン ストア スペースA+D、東京、2010年)などがあります。また、2010年のVOCA展(上野の森美術館、東京)にも出展しました。作品は高橋コレクション、ドイツのオルブリヒト・コレクションなどにパブリックコレクションとして収蔵されています。小山登美夫ギャラリーでは2度目の展覧会となります。 ※全文提供: 小山登美夫ギャラリー 京都 会期: 2010年12月17日(金)-2011年2月5日(土)11:00 - 19:00|日・月・祝休廊 |
最終更新 2010年 12月 17日 |