東松照明:新宿騒乱 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 4月 08日 |
MISA SHIN GALLERYでは東松照明の展覧会「新宿騒乱」を開催いたします。 東松照明は1930年名古屋生まれ、米軍基地や、長崎、沖縄など最も社会的な対象をテーマとし、戦後の日本を見つめ続けた、日本を代表する写真家の一人です。 本展覧会では、1964年から1971年、特に1969年のヴィンテージ写真を中心とした20点で構成されます。 あらゆる価値観が変貌を遂げ、若者が皆何か をせずにはいられなかった1970年前後、新宿は、日本の近代が終焉に向かう高揚感に満ち、混沌とした時代を象徴する場になりました。名古屋の大学を卒業後、東京生活のほとんどを新宿で過ごした東松も、事件に駆け付け、がむしゃらにシャッターを切る毎日でした。 本展覧会では、日本が一番熱くエネルギーをたぎらしたこの時代に、写真家として全力で駆け抜けた東松の作品群を展示します。 また、日本における前衛芸術運動が盛り上がりを見せた当時、東松はアーティスト、建築家、前衛舞踏家らと領域を越えた共同創作活動を行っています。 東松照明によって切り取られた時代の断面 は、写真家が自らをさらけ出すことで、時代を刻印し、歴史的な痕跡をとどめ、見るものに深い衝撃を与え、写真とはなにか、人間とはなにか、日本人とはなにかと、さまざまな思いをかきたてます。 ※全文提供: MISA SHIN GALLERY 会期: 2011年4月21日(木)-2011年6月11日(土) |
最終更新 2011年 4月 21日 |