木戸涼子 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 6月 04日 |
1994年にN,Yから帰国後、プリンターの木戸均と版画工房を立ち上げ、工房に関わる多くの作家さんを眼にしてまいりました。瑞々しい感性やエネルギーのある若い作家さん、味わいと品を感じさせられる重厚な作品を制作される作家さん達から、多くの刺激も受けることができました。 そんな環境の中で、あくまで自分の表現と作品を意識し、テンペラと油彩を素材として、素材の持つ色彩やマチエールの微妙なニュアンスを大事にして描いてまいりました。 今回の展示は、たわいのない日常の風景の中から、自分の目線でその風景をとらえ直し、実際の風景とは違う、自分の見えたちょっと不思議な風景に愛情をこめて描き込んでみました。私の作品が、どこにでもあるようなさりげない日常の断片からの集積であり、それは、誰にでも共通する「慈しみ」ではないのかと漠然と考えています。 【作家略歴】 ※全文提供: 木戸 涼子 |
最終更新 2009年 7月 13日 |