展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2012年 8月 16日 |
ウルスの泉『農とアート』
私たちは循環再生の自然観から派生する全ての人為をアートと捉え、縄文より続く里山の概念を炭焼きから学ぼうとした。 やがて、モンゴロイドの大移動に思いを馳せ、縄文人のルーツを遊牧民にみいだす。
「ウルス」とはモンゴル語で「人々、国家。古くは『人の渦』」の意。私たちも今、新しい渦をつくり、泉の在処を探し出す。 この展覧会を通して、誰もが意識の奥底に共通して持つ創造性という泉の水を汲み上げる作業ができれば、未来に繋げられると考える。 室内にカラムシと繊維を漉いた紙と籾殻の灰を展示し、遊牧の映像から深層に潜む記憶を甦らせる。屋外にゲルを建て、吊るした炭粘土の器に天水を呼び込む。浄化した水で野点し、浮世を語り合う。周囲では有機栽培の秋野菜や焼炭を並べた市が開かれ、豊穣に感謝を込めた舞があり、蓄音機の調べがまち中を回遊する。
参加予定者(ユニット・ウルス): 吉田富久一(企画担当)、長谷川千賀子、吉川信雄、野口眞一郎、柳井嗣雄、滝沢哲也、小島農園、 高橋農園、松本国雄、江原朋子、クラウン・ミーナW.S.P./協力:菜園家族Nomad(小貫雅男)、久島恒知、他
○屋内: 1、カラムシ造形作品: 長谷川、吉田 2、籾殻灰と映像: 長谷川、吉田(協力:小貫、久島) 3、カラムシオブジェ: 柳井、滝沢 4、カラムシ紙造形: 柳井、滝沢 ○野外: 5、大型ゲルと炭粘土オブジェ: 吉田、吉川、長谷川 ○パフォーマンス: 6、茶会: 長谷川、吉川 7、小野路農園(秋野菜、炭): 小島、高橋、松本 8、ダンスショー: 江原 9、クラウンショー: ミーナ+ゆう
全文提供:プラザ・ギャラリー
会期:2012年9月29日(土)~2012年10月28日(日) 時間:10:00~18:30 休日:水 会場:プラザ・ギャラリー
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最終更新 2012年 9月 29日 |