服部繭 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 9月 29日 |
作家コメント 服部繭 HATTORI Mayu 主な個展 全文提供:ギャラリーなつか 会期: 2011年10月3日(月)~2011年10月8日(土) |
最終更新 2011年 10月 03日 |
白地に現れる抽象的な黒や黄色のぼやけた線は、つかみきれない模索の跡か。
アイボリーの壁に一直線に並べられているのは、正方形のキャンバス。人の頭程の大きさである。こじんまりとした画面は、大広間に掲げるものというより、個人的な世界で楽しむためのものかも知れない。いつしか親近感が沸いてしまう。作品に向き合うということは、作品と何かを共有することなのかも知れない。作者とではなく、そこから自立した作品と向き合うのだ。両手の掌程の画面の正面に立ってみると、小さな画面に重なる色が奥深くまで続いていくように見え、向き合う楽しさを教えてくれる。