白須純:エントランス・オブ・ザ・ワールド |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 6月 17日 |
昨年末より開催されたマカオAB1ギャラリーでの成功に続き、本年2月にポルトガル大使館より第1回ジョアナ・アブランシェス・ピント賞を受賞した白須純。受賞後初の展覧会です。 マカオ市博物館や東京メトロ日本橋駅には、白須が恩師バルト・ドス・サントスの作品の共同製作に参加したストーン・エッチングの壁画があります。ストーン・エッチングとは大理石を腐食させて描線を刻む技法です。 本展ではこの技法による総数500点の作品が、文字通り展示台を埋め尽くします。作家は鳥獣虫魚の形態に思いを寄せ、アジアやペルシアの神々と文様、失われた文明、絶滅した生き物、果ては架空の過去へとイメージを漂泊します。それは無数の点としての存在であるわれわれが集まり、「世界」という大きなひとつの物語を結んでいることをあらわしているようでもあります。旅を友とし、歴史に馳せる石のかけらの思い出をぜひご高覧ください。 白須純略歴 ※全文提供: eitoeiko 会期: 2011年6月18日(土)-2011年7月16日(土) |
最終更新 2011年 6月 18日 |