坂上チユキ:博物誌 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 3月 11日 |
2000 年にMEMで開催された「Caeruleus」展以来10年ぶりに坂上チユキの個展を開催致します。坂上は寡作で知られ通常一年に数枚のペースで作品を仕上げています。しかし、今回は「博物誌」という主題で、青インク一色でアルシュ紙に昨年から今年にかけて30点程描き上げたものを展示致します。 従来の坂上作品は水彩、岩絵具、インク、色鉛筆、鉱物の粉など様々な画材を使い小さいサイズの紙に作品を描くスタイルで仕上げられています。大古の海を想像するセルリアンブルーを基調にプレカンブリア期のさまざまな生物や、架空の生物、古典音楽や万葉集などのモチーフを自在にちりばめて制作される作品には無限で豊穣な世界が描かれています。 本展「博物誌」は、坂上が敬愛する鳥類を中心に、海百合、古代魚、昆虫、怪物等が未知の言語とともに描かれています。約30点のドゥローイングに加え、数点の水彩画と銅版画により坂上版「博物誌」を構成致します。 ※全文提供: MEM 会期: 2011年3月12日(土)-2011年4月10日(日) |
最終更新 2011年 3月 12日 |