安喜万佐子:Absence of Light-歩行と逆光- |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 3月 11日 |
作家コメント 名前を失えば途端に畏怖の対象へと立ち返る<風景>と、その中にある<人間>の身体と精神の関係に殊更な関心を持ち、洋の東西を問わず近代以前の手法にまで立ち返って、その相関関係の再解釈と相対化に手をのばそうとしてきました。 このことは、視覚芸術のひとつとして扱われる “絵”の記憶を少しずつ紐解いていく行為と重ね合わせることができます。 例えば、日本という場からその繙きを行うと、<絵画>概念の矛盾の破れ目と、現象的に語られる地域性の更に奥底から、記憶のねじれと暗闇が顔を出し始めるわけですが、その、それぞれの地域が抱える、ほぼ翻訳不可能とさえ思える、ねじれと暗闇の中に、もしかすると、今、再解釈され、生かされるべき「みる」ことのヒントが埋もれているのではと思うのです。 ※全文提供: ギャラリー16 会期: 2011年4月5日(火)-2011年4月16日(土) |
最終更新 2011年 4月 05日 |