展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 2月 20日 |
4次元や5次元といった多次元空間をイメージするのは容易ではない。
数学においてはイメージよりも先に構造を形成することが可能なために、 科学者はイメージを補完する目的で数学を用いてきた。 こうして科学は、数学的モデルを元に現象を考察する学問として発展することとなる。
より細かく、よりシンプルに、 現象の概要を置き去りにして、科学はその本質に迫っていった。
しかし身近な例を挙げれば、私たちにとっての地図も、 科学者にとっての数式と同じく、シンプルに体系を写し出すためのツールであるだろう。 私たちはそれを容易に解読し、イメージすることが出来る。
今回展示するScheme(概型)は、 現象に代数や図形を対応させて本質を導き出すためのツールではなく、 現象の概要を想起させるために、体系を色彩とフォルムに置き換えた作品群である。 -坂井 良太
坂井良太 1984 岐阜県生まれ 2007 京都造形芸術大学 芸術学部 美術・工芸学科 洋画コース卒業 2010 京都造形芸術大学大学院 芸術研究科 芸術表現専攻(修士課程) 修了 現在、CAP STUDIO Y3にて制作を行う
展覧会 2009 中之条ビエンナーレ(伊参スタジオ/群馬) 2009 個展「内観」(GALLERY RAKU/京都) 2009 木村ゼミ展「俺たちのマニフォールド!」(海岸通ギャラリーCASO) 2010 京都造形芸術大学大学院修了展 (Galerie Aube/京都) 2010 CAP ART MARKET 2010(CAP STUDIO Y3/神戸) 2010 art award tokyo marunouchi 2010(行幸地下ギャラリー/東京) 2010 NIPPON ARTNEXT(京都造形芸術大学 外苑キャンパス/東京) 2010 CAPミラクルタワー(旧生糸検査所/神戸)
受賞 2007 TYK絵画大賞 入選 2008 京展 入選 2009 個展「内観」RAKUプロジェクト賞受賞 2010 京都造形芸術大学大学院修了展 混沌賞受賞
※全文提供: GALLERY 301
会期: 2011年2月17日(木)-2011年3月1日(火) 会場: GALLERY 301 オープニングイベント: 2011年2月20日(日) 15:00 - 作家によるトークイベント|17:00 - オープニングパーティ|参加無料
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最終更新 2011年 2月 17日 |