細川憲一は1968年生まれ、1992年に岩手大学を卒業し現在は仙台に在住して作家活動を続けています。
「痕跡」「trace」を主なテーマに、具体的なイメージではなく、絵具を画面に刷り込むようにして描く行為から浮かび上がる存在を核にして制作するという細川。釉薬をかけたかの様な朦朧とした画面の層に作家の感覚が痕跡となって積み重なり、絵画を成立させています。
今回は油絵の新作3-4点と商品を展示いたします。
作家コメント 暗闇の中には何もないわけではなく、何かが存在し続けている。ある音の響きが結晶化するかのように新しい造形物をつくるとしたらどんな色や形をしているのだろうか。
細川憲一 1968 埼玉に生まれる 1992 岩手大学教育学部特設美術科卒業 1995 上越教育大学大学院修士課程教育研究科芸術系コース修了 2004 第19回ホルベインスカラーシップ奨学生
個展 2004-09 コバヤシ画廊, 東京 2008 岩手大学アートフォーラム2009,岩手 2006「N.E.blood 21,vol.24」、リアスアーク美術館, 宮城
グループ展 1997 「境界/分裂/流動」ギャラリー青城, 仙台 2004 「開館10周年記念展」リアスアーク美術館,宮城 2004 「MESSAGE」コバヤシ画廊.東京[-09] 2006 「SCALE OUT 2006」スゥイング, 宮城 2007 「SCALE OUT 2007」 宮城 2007-8 「奥の若手道」リアスアーク美術館他、東北巡回 2009 「第28回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」秀作賞受賞
※全文提供: コバヤシ画廊
会期: 2010年11月29日(月)-2010年12月4日(土)
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