齋藤修 展 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 10月 27日 |
現代の木口木版画の第一人者・斎藤 修さんは、制作する作品のモチーフである宇宙を表すのに漆黒の闇にきらめく原子の粒子とその結晶をモノクロームで緻密に表現してきました。 木口木版画は、古い樹齢の椿や柿,ツゲなどを材料にして一本の木を横に輪切りにし、目のつんだ堅い木口面の中央部分を版の材料として使います。 銅版画と同じ硬質なビュランやノミで彫っていきます。細密で密度の高い点や線により微妙な変化を黒色で表現するという特徴を持っています。 このたびは、木口木版により制作した結晶体を丁寧に切り取り、コラージュすることによって、サイトウ「マンダラ」の世界を表しています。ドローイングとコラージュによって原子の粒子が光り輝き、繰り返される生成と消滅が青い宇宙に輝く様子を新しい表現方法で挑んでいます。 木口木版の版木(椿・柿・ツゲ等)彫り・摺り道具も展示いたします。 齋藤修 ※全文提供: ワイアートギャラリー 会期: 2010年10月26日(火)-2010年11月7日(日)11:00-19:00|日・祝は17:00まで|月休 |
最終更新 2010年 10月 26日 |