展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 8月 25日 |
画廊内にレーザー光線で光の幕を出現させるインスタレーションです。
作家コメント <インスタレーション>は、その場に作品を配置・架設する事で「組み立てる」要素が強い。空間に一体化した作品であっても、やはり空間は背景であり主役は作品である傾向は否めない。それにひきかえ<インターベーション>(入り込む、介入)は、主体はむしろ風景や情景や空間にある。そこでは作品は独立して存在することはもちろん、作品自体が際立つこともない。時にはわずかばかりの、またある時には大掛かりな「仕掛け」(作品)がその風景・空間に入り込み、溶解する。<同化>しつつ<異化>する奇妙な関係<視界>を生み出す。
ある時は向こう側とこちら側の境界を意識させ、ある時は連続かつ一体化した空間に浸る、また、これまで見えなかったものがその片鱗をのぞかせる瞬間。それこそ現実のリアリティだ。自分の個別的な興味・関心が他社にも共通する時があるとすれば、それは人間の側だけでなく、この自然そのものの中に横たわる、汲めども尽きない普遍的な<世界>の魅力と奥深さによるものだろう。
前山忠(Tadashi Maeyama) 1944年新潟生まれ。1967年新潟大学教育学部芸能絵画科卒業 1966年より個展多数。
主なグループ展 1968年「今日の作家'68展」横浜市民ギャラリー/神奈川。 1970年「GUN・雪のハプニング」信濃川河川敷/十日町 1971年「第10回現代日本美術展」東京都美術館。1984年「冤罪と人権」川上画廊/東京他 1978年「人間と自然の復権」東京都美術館。1993年「今日のドローイング」ヒルサイドギャラリー/東京。 2000年「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000」松代。[2003,06,09も出品] 2004年「新潟の作家100人」新潟県万代島美術館。[2006年も出品] 2009年「新潟現代美術作家集団GUNの軌跡」トキ・アートスペース/東京。 2010年「越後妻有 雪アートプロジェクト」中里
※全文提供: コバヤシ画廊
会期: 2010年8月23日(月)-2010年8月28日(土)
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最終更新 2010年 8月 23日 |