寺田佳央:genus |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 8月 06日 |
寺田佳央は1975年生まれ、武蔵野美術大学に学び、1999年から2000年にパリの国立美術学校に留学、その後日本での発表を経て、2006-8年にはパリやベルリンでに滞在し制作、発表をいたしました。今回は日本で四年ぶりの新作個展となります。 近年寺田は「receiver」というシリーズを繰り返し制作してきました。世界の様態は作家によって繊細に受け止められ、やがて絵画の平面上へと生起されていきます。例えばひまわりの種のフラクタルをモティーフにした無数のピース、微小な断片と相互に影響しあう地のおおらかな色彩と緩やかに溶解する複雑なマチエール。それらの画面上での融合の様子は鑑賞者それぞれの内部に受け止められ、個々に生成をなしていきます。 今回の展示は「genus」を主題に、アクリルと油彩で描かれた絵画作品の大作約4点と小品数点を画廊内に展示いたします。 寺田佳央 KAO TERADA ※全文提供: コバヤシ画廊 会期: 2010年8月16日(月)-2010年8月21日(土) |
最終更新 2010年 8月 16日 |