展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2010年 3月 01日 |
私たち「人間」は皆、迷いの世界に生きる住人である。 男と女、昼と夜、善と悪などが対立、調和、融合を繰り返して形成されているこの世界。 「人間」は矛盾の世界に産み落とされ、生まれながらにして迷いを背負った存在だと言えるだろう。 私はその迷いのなかに、美しさも汚さも内包された「人間そのもの」を見いだしている。 心のありかたを表す姿として多臂多面という表現を用い、相反する感情、流れて行く時間、ゆらぎやぶれをひとつの人間像に刻み込んでいる。過去、現在、未来と時代を経ても風化しない普遍的な「人間そのもの」という主題に取り組んでいる。
今展では、等身1点、小品5点の計6点の木彫作品を展示致します。是非、ご高覧下さい。
全文提供: 文京アート
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最終更新 2010年 3月 01日 |