展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 3月 01日 |
今、日本語の代表として世界中に広まっている「カワイイ」。
ファッションやステーショナリーなどにとどまらず、アートの中にも存在している「カワイイ」をテーマに、フェイクスイーツアーティストの渡辺おさむ が選び出した5名の作家による展覧会を行います。
普遍的な言葉が作り出した大きな世界の内側を、作家たちは作品としてメッセージを発信しています。 もうひとつの日常を垣間見てみてはいかがでしょうか。
渡辺おさむ http://osamuwatanabe.web.fc2.com/ 1980 造形作家 食品サンプル技術を使い、生クリームを万里の長城や金閣寺などの世界遺産と共演させた写真シリーズ「世界遺産にデコレーションプロジェクト」や、ルノワールのレプリカをお菓子デコレーションしたアート作品などで注目を集める。その作品手法は多岐にわたる。今回初のキュレーションを試みる。
山本あき http://yamamoto-aki.com/ 1985年 画家 ふわふわとやわらかな風合いを醸し出すポップでファニーな世界。オイルパステルを用い、淡い色彩で描かれるさまざまな場面は、時おり動物のモチーフをコミカルに織り交ぜるなどの遊び心とともに、軽やかにファンタジック、そしてほんのりとメランコリックな雰囲気を紡ぎ出します。
宮城勝規/Oshima fine arts http://www.ohshimafineart.com/ http://www.ohshimafineart.com/artists/miyagi/ 1963年 沖縄県生まれ
山元勝仁/Yuka Sasahara Gallery http://www.yukasasaharagallery.com/artists/yamamoto.html 1977 富山生まれ
mayu http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/bunka/gallery/tenrankai_list/14168/014173.html カラフルな小記号の『mayu語』は、作家本人が創り出した本人にしか解読できない絵文字です。
mayuは、本来的にひとつの意味を成すものでも、集積して配置することによって、まったく別の意味が派生することに興味を抱きました。そこで誕生したのが、文字を記号化し、それによる文章化、つまり記号の集積によるアート『mayu語』による作品群なのです。
パブリックでありながらのプライベート。彼女の秘密の日記帳を、私たちは『mayu語』を通して垣間見ていることになります「mayu語」というプライベートを巧みに使い、「かわいい」イメージを浸透させつつも、作品制作の裏にある微妙な心理描写を窺い知ることのできる作家です。 1976年
山形県生まれ、2005年
女子美術大学大学院 修了
※全文提供: 新生堂
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最終更新 2010年 3月 24日 |