展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2017年 11月 14日 |
私は主にアクリル絵具を使用した平面作品を中心に、少女・蛹・家など、興味の対象である「から」(空・殻)を感じるモチーフを通して、空虚さを孕んだ現代日本の情景を捉えようとしてきました。今回の個展は、私たちが生きていく場所としての「家」というテーマを通して、自身の生の実感と、家族や身の周りの他者の死生観を受け入れる事について考え、我々の住む家やこれから在るべき家について、作品によって問いかけます。
「生の断面」とは、私たちの生きる実感がどこにあるのか確かめる為に、自分の構造を割って暴き出すようなイメージであり、「死の断片」とは、自分とは違う他者の気配をどこに感じて生きているのか、またそれをどう受け入れて生きていくのかについてのイメージであります。後者はたとえば家族の遺品や、また受け継がれてきた思想など、先祖が残した何かしらのものの事を言っています。私たちは自分とは違う価値観を持つ人達の思いを「家」という空間を通して感じながら、それをどこかで受け入れる事について考えてきたはずです。目に見えない気配を閉じ込めてきた「家」を解放し、いま一度向き合うこと。家にまつわる主観と客観とを行き来しながら、作品化し、発表致します。 ■会期 2017/11/3(火)-12/3(日) 11:00-20:00 ※会期中月曜休館 ■会場 The Artcomplex Center of Tokyo 160-0015 東京都新宿区大京町12-9 B1F artcomplexhall TEL 03-3341-3253 ■webページ http://www.gallerycomplex.com/schedule/Hall17/ohtsuki_kana.html ■作家紹介 大槻香奈 1984年生。京都府出身の美術作家。 2007年より活動を開始し、国内外問わず展覧会を開催している。 主にアクリル絵具を使用した平面作品を中心に、少女・蛹・家など、自身の興味の対象である「から」(空・殻)を感じるモチーフを通して、空虚さを孕んだ現代日本の情景を捉えようとしている。 今回の個展は、私たちが生きていく場所としての「家」というテーマを通して、自身の生の実感と、家族や身の周りの他者の死生観を受け入れる事について考え、我々の住む家やこれから在るべき家について、作品によって問いかけます。
http://www.gallerycomplex.com/schedule/Hall17/ohtsuki_kana.html
全文提供:アートコンプレックスセンター
会期:2017年11月3日(金) 〜 2017年12月3日(日) 時間:11:00-20:00 休日:月曜日 会場:アートコンプレックス・センター
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最終更新 2017年 11月 03日 |