フラクタルのポリフォニー |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2016年 8月 31日 |
自然物を描くとき、対象が画面に合わせて拡大あるいは縮小され、本来のスケールを失っていくに従い、似た形質の別のものと対峙しているかのような感覚にとらわれることがあります。その錯覚の一因となっている、部分と全体とが自己相似したフラクタル構造は、地形や植生、生物、さらに社会的な現象にまで出現します。複雑な形を拡大し、どれだけ細部に接近していっても相似あるいは近似な形象が現れ続ける様は、限りなく繁雑な細部が響き合うことによって構成される、世界の姿を想起させます。 http://www.gallery.arttrace.org/201609-hayashi.html全文提供:ART TRACE GALLERY 会期:2016年9月3日(土) 〜 2016年9月27日(火) |
最終更新 2016年 9月 03日 |