展覧会
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執筆: カロンズネット編集3
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公開日: 2014年 4月 10日 |
マツムラアヤコは、綴織という織の技法を駆使し、油絵のような豊かな色彩の、清濁含めた「おんなの体」を突き付けてきます。 昨年のおおがきビエンナーレでは、作品を着たモデルたちが街中を闊歩する試みで、裸に見えるこの第二の皮膚は社会のモラルを揺さぶりました。 本展では、顔のパーツをモチーフに複数作成したピースで空間構想する予定です。ご注目頂ければ幸いです。 (KUNSTARZT 岡本光博)
今回の展覧会「out of sight」は目には見えないという意味です。1つの身体を観た時の印象に対し、それを複数並べることにより生まれる印象の変化。数が多くなればなるほど身体のちからだけではない実際には見えない力強い空気が生まれると思います。展示では唇を織り、roomAの壁面全体に唇を取り付けようと思っています。
[作家コメント] 私は織物で身体を織っています。 織物は経糸と緯糸とが織り重なり、構成されています。私は人はこの織物に例えることが出来ると思います。例えば、経糸が私たちの流れる時間、緯糸が私たちの自由な思想や行動、感情です。 私が身体をモチーフにしているのは、身体の形には造形性があり美を感じるからです。また身体から受ける印象やメッセージにも興味があり追求したいと思っています。
[作家プロフィール] 生年:1987/7/18 出身地:三重県 2006年 三重県立飯野高校 応用デザイン科服飾デザインクラス卒業 2007年 ESMOD JAPON 大阪校 中退 2013年 成安造形大学 造形学部造形美術科テキスタイルアートコース 卒業 2014年 京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻染織修士課程 入学
賞歴 2013年「成安造形大学 卒業制作展・進級制作展」京都市立美術館/京都 卒業制作/優秀賞 2013年「第45回 毎日・DAS学生デザイン賞 金の卵賞 入賞・入選作品展」大阪デザイン振興プラザ・デザインギャラリー/大阪 最優秀賞「金の卵賞」 2013年「京都市美術館開館80周年記念展 2013京展」 京都市美術館 /京都 館長奨励賞
展覧会歴 個展 2009年「松村綾子ドローイング展」galerie weissraum/京都 2012年「ORI-CAFE」メトロポリタン福寿創/京都 2013年「try it on」Kunst ARZT /京都 グループ展 2012年「Ori-rhythmII 新進織作家 Part2」Gallery Maronie 5F/京都 2013年「OPPAI ART LAB.πr事情展2013」 臨済宗建仁寺塔頭 禅居庵 /京都 2012年「MAKING」 連なる行為がつくること「cutting/weaving」成安造形大学/滋賀 2012年 「2012 京展」京都市美術館/京都 2012年「HAKO-入り展」Gallery Maronie 3F/京都 2013年 「びわ湖アートフェスタ 2013」びわ湖ホール/滋賀 2013年「京都市美術館開館80周年記念展 2013京展」 京都市美術館 /京都 2013年「OPPAI ART LAB.πr事情展2013」 臨済宗建仁寺塔頭 禅居庵 /京都 2013年「UCHIWA 展」Gallery Maronie 3F/京都 2013年「岐阜 おおがきビエンナーレ LIFE TO LIFE 生活から生命へ/生命から生活へ」情報科学芸術大学院大学/岐阜 2013年「TAPESTRY NOVA:JAPAN-LITHUANIA」Gallery\"Meno parkas\" /リトアニア 2013年「Nexus-繊維に恋して-」成安造形大学【キャンパスが美術館】/滋賀
全文提供:KUNST ARZT
会期:2014年5月6日(火・祝)~2014年5月11日(日) 時間:12:00 - 19:00(土曜17:00まで) 休日:日 会場:KUNST ARZT
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最終更新 2014年 5月 06日 |