KYOTARO:妖精たちの行く道-I SAW A LOT OF FAIRIES 2004-2010 |
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Published: March 03 2010 |
There are no translations available. KYOTAROは雑誌のアートワーク、イラスト、広告、アニメーション、漫画といった幅広い分野の活動によりその名を知られています。前回KYOTAROは、全て鉛筆によるモノトーンの凛とした静かなたたずみの中に、絶対的な存在感を持つ「神様」たちを描き出しました。 一方今回は、2004年から彼女が描き続けてきた妖精たちの物語です。これまで使われることが少なかった色彩を用いて描かれた連作「妖精たちの行く道-I SAW A LOT OF FAIRIES 2004-2010」を中心とした構成となります。今回の作品は、妖精たちが織り成す誕生と再生、そしてその営みを、表情豊かに描き出しました。生き生きと描き出された表情の中に、喜びや悲しみ、切なさが溢れ出し、私たち鑑賞者が実際に妖精の国にいるような錯覚さえ覚えます。 妖精たちは、柔らかく繊細な色鉛筆、水彩、アクリル絵の具を用い、色彩豊かに描き出されています。今までに無い柔和な線、全体的に淡く彩られた中に、彼女のほとばしる情熱を体感していただけることでしょう。そして、その「妖精たち」を眺めるかのように大きなキャンバスに天界の住人「シルル神」と「プレアデスの7人の姫」など、妖精の世界と共に天界の神々も展示予定です。 2008年は神様を、そして今回は妖精といった目に見えないものを題材にするKYOTARO。 彼女はこう言います。
神様たちが、力強くそこにいたのに対し、妖精たちは実に表情豊かにいきいきと暮らしています。今回の24枚の連作は、最後の作品が、最初の場面に戻る構成となります。しかし、同じところに戻るのではなく、その物語の進行と共に少しだけ時間が経過しています。まるで螺旋を描くかのように。妖精たちは肉体を越えて更に新たな次元へ進化し、浄化され、そして、天界へ繋がってゆくのです。その先は、あなた自身の物語として、ストーリーを紡いでいただければと思います。 ※ シルル神:天界の住人で水に関連のある女神 ※全文提供: ミヅマ・アクション |
Last Updated on April 21 2010 |