展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 5月 28日 |
僕は、さまざまなメディアをとおして見えてくる表層、それが身体の一部になって消化されていく感覚とそれに蝕まれ薄れていく身体という存在に興味がある。人間のインプットとアウトプットの関係はとても倒錯している。常に膨大の情報を取り入れ、同じように取り出している。しかし、すべてのものは均等で、なぜかめちゃくちゃな状態そのままを受け入れている。
受け入れているのか、それとも蝕まれているのか僕が、いつも考えていることの一つである。 僕は、絵を制作している。その絵にはとにかく詰め込むだけ詰め込むようにしている。文字、さまざまテクスチャー、色彩、すべてが独立した状態で描き、一つの形体が一つの絵画という意識で制作をしている。そして、絵を描く中で起こりうることをなるべく受け入れようとすることで、身体のメタファーとして絵を描いている。そして、今展では作品の内側の世界と外側の世界が、蝕まれ薄れていくことを可視化できないかと考えている。
この絵は、むちゃくちゃな状態で身体には程遠い。いろんなものがありすぎて何にもない状態である。しかし、人は、そんなもんじゃないかとも思う。だからこそ何でも受け入れられるのではないだろうか。と僕は思いたい。
神馬 啓佑 1985 愛知県生まれ 2009 京都造形芸術大学 芸術学部 美術工芸学科洋画コース卒業 2010 京都造形芸術大学大学院 芸術研究科 芸術表現専攻修了
[個展] 2010 〈神馬 啓佑展〉2kw gallery (大阪) ------ 〈bodyとlanguage〉gallery raku(京都)
[グループ展] 2008 〈世界展〉京都市美術館(京都) ------ 〈rainbows〉海岸通ギャラリーcaso(大阪) ------ 〈amuse art jam〉京都文化博物館(京都) ------ 〈art univ.2008〉キャンパスプラザ京都(京都) 2009 〈artzone selection〉art project room ARTZONE(京都) ------ 〈ミツツ -観察による可能性-〉art project room ARTZONE(京都) ------ 〈アートアワードトーキョー丸の内2009〉行幸地下ギャラリー(東京) ------ 〈混沌から躍り出る星たち2009〉スパイラルガーデン(東京) ------ 〈tourbilion Ⅶ〉o gallery eyes(大阪) 2010 〈G‐TOKYO 2010〉森アーツセンターギャラリー(東京) ------ 〈power of a painting〉island(千葉) ------ 〈SPURT〉gallery aube (京都) ------ 〈美術の宿題〉小野町デパート (和歌山) ------ 〈わくわくkyotoプロジェクト〉旧立誠小学校 (京都) ------ 〈trans-plex〉Tokyo wonder site hongo (東京) ------ 〈NIPPON ARTNEXT〉京都造形芸術大学・東北芸術工科大学外苑キャンパス(京都) ------ 〈open/island〉3331 arts chiyoda 203 号室(東京) ------ 〈painting in question〉gallery 16 (京都) 2011 〈渾變台日交流展trans-plex〉關渡美術館 (台北) ------ 〈修了制作展〉京都造形芸術大学 (京都)
全文提供: island MEDIUM
会期: 2011年6月25日(土)-2011年7月17日(日) 会場: island MEDIUM オープニングレセプション: 2011年6月25日(土)18:00~
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最終更新 2011年 6月 25日 |