本間 洋 展 - よる、生きるものの夜 - |
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Published: October 02 2019 |
There are no translations available. 本間洋の作品に現れる生き物たち、それは人も動物も変わることなく、容赦のない文字通りの「弱肉強食」の姿として浮かび上がっています。作者の言葉を借りれば「自分より強いものに対しては全く逆らわず決して争わず全力で逃げる」が「自分より弱いものに対してはその力の限りを振るい襲いかかる」と・・・言葉だけではなんとも殺伐として目を背けたくなりますが、しかし古典的な油彩、テンペラの技法、あるいはエッチング、メゾチントなどの版画技法によって細密な線や漆黒の闇の表現を駆使して描き出される本間の作品は、確かに救いようもなく残酷ではありますが、同時にその美しさによって私たちの目を引きつけ、どこかユーモアさえも漂わせます。それは本間自身がこの世界の実相から目をそらさず、生き物のありのままを肯定し、全力を込めて描いているからなのでしょう。 http://galleryk.la.coocan.jp全文提供:Gallery K 会期:2019年10月7日(月) 〜 2019年10月12日(土) |
Last Updated on October 07 2019 |