池田遊子:maverick-独行 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 7月 15日 |
物故作家、池田遊子(1909ー2006)の彫刻作品を主とした展覧会。その制作活動は、1927年に始まる堂宮彫刻師としての仕事から数えれば80年の長きに及んだことになりますが、今回の展示では特に戦後1950年代から1960年代に西洋のモダニズムを吸収しながらも独自の実験的傾向を見せる作品を中心に、その多岐にわたる活動の一断面を紹介致します。 1947年に大阪市立美術館の三階(天井裏)に自身のアトリエを設け、1951年に同美術館で開催されたピカソ展の向こうを張る形で個展を同時期に開催するなど強烈な逸話も残る作家ですが、アカデミックな美術教育に学ぶことなく、また特定の会派に属することを排し、現実の作品で生涯模索し続けた作家であり、今回の展示作品を通してその体験の厚みを少しでも感じて頂ければ幸いです。 池田遊子 全文提供: GALLERY IND. 会期: 2011年9月9日(金)-2011年10月2日(日) |
最終更新 2011年 9月 09日 |