笠原悠介展 ONE-EYE, TWO-EYES AND... |
展覧会
|
執筆: 記事中参照
|
公開日: 2022年 2月 24日 |
笠原悠介は、人間の視覚の性質をテーマに置き、彼自身が持つ彫刻観「イメージと現実が混ざり合う空間にあるもの」を深めていく新たな試みを展開しています。 今回の展示では、写真画像をコンピューターで解析して3Dモデルを立ち上げる技術「フォトグラメトリ」を用い、彼が直接対話した人物を撮影、3Dデータ化し、それらを現実空間に出力します。3D切削加工による一方向的な造形、そして個人が識別できない程の低解像度の抽象的な姿は、カメラ特有の客観的な視点を反映しています。そして私たちが認識している他者の存在や距離感を再解釈させ、私たちの身体が視覚イメージをどのように感じているのかを問いかけます。それは同時に、現代において彫刻という媒体に残されたリアリティの可能性を探ることにもつながるでしょう。
http://galleryk.la.coocan.jp
全文提供:Gallery K
会期:2022年2月28日(月) 〜 2022年3月5日(土) 時間:11:30〜18:30 土曜日〜17:00 休日:日曜日 会場:Gallery K
|
最終更新 2022年 2月 28日 |