展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2021年 7月 25日 |
「新世代への視点」は、銀座、京橋の8軒の現代美術画廊の共催により、各画廊がセレクトした若手作家の個展を同時開催する恒例の企画です。 主催者公式ホームページ http://www.galleryq.info/news/news_newgeneration2021.html 今回ギャラリイKが紹介する作家、和賀碧は、古代の遺跡を題材にした石彫による表現を手がけています。和賀が遺跡に心惹かれるのは、それが遠い昔への想像力を刺激するだけでなく、彼女自身の心の奥底にある記憶と繋がるものでもあるからです。時間の層に埋もれていた感情や出来事の意味が、遺跡が語る社会の記憶、歴史という物語と結びつくと、現在の自身の立ち位置を確かめるよすがとなります。しかし同時に語り得ない心の空白、語られるものとの違和感も浮かび上がります。和賀はそのようなアンビバレントな感覚を、大理石の彫刻という伝統的な手法と、「架空の出来事を記念した石柱」という独創的な題材によって表現します。
http://galleryk.la.coocan.jp
全文提供:Gallery K
会期:2021年7月26日(月) 〜 2021年8月7日(土) 時間:11:30~19:00 最終日~17:00 休日:日曜日 会場:Gallery K
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最終更新 2021年 7月 26日 |