展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2016年 7月 31日 |
デンマーク王国・コペンハーゲン生まれ、北海道札幌市出身 生後帰国し日本で育つが、幼い頃に遊んだ北欧のおもちゃの色合いの記憶が、今の色彩感覚につながっていると感じ、作家名は生まれた街コペンハーゲンに由来している。 ________________________________________ 絵を描くことを通して、私は感覚について考える。四角い画面に慣れ親しんだ、わたしたちの目。 その目が認識する景色の輪郭は、必ずしも四角形ではない。 見ようとするものへの意識のしかたにより、その時々でかたちは多様に変化している。 キャンバスの形をそのいびつな輪郭へと昇華し 音、温度、重力、空気、リズム、風や香りなどの 目には見えないが、たしかにそこにある感覚を色彩にこめて、絵に着地させる。 様々な感覚を研ぎ澄ませながら、色彩が奔放に飛び回る その瞬間を切り取って画面にとどめる行為は まるで、作曲をしているかのような音楽的な感覚に満ちている。 私は絵を、楽譜のような存在として描いている。 それは、観る人がその目で奏でることで はじめて成り立つのである。 -こぺんななー
http://www.nanatasu.jp
全文提供:鎭西永美子
会期:2016年9月10日(土) 〜 2016年9月25日(日) 時間:12:00-19:00 休日:月曜日 会場:NANATASU GALLERY
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最終更新 2016年 9月 10日 |