Michio HUKUOKA |
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Published: November 12 2013 |
福岡道雄(ふくおかみちお)は1936年に大阪の堺市に生まれる。 1960年代、70年代の日本の高度成長の時代、具体やもの派など芸術の既成概念を打破すべくスローガンを掲げた作家たちの集団による活動が現代美術界を席巻する。 福岡はそれらとは距離を置き、私小説的ともいえる孤高の世界観のなかに静かな反骨を表明する異端の作家として高く評価されてきた。 80年代においては風景彫刻と称された一連の「波」の作品などを発表、ミニマルな水の情景のなかに自己投影した作品は代表作となり多くのファンを得る。 90年代にはモノローグのような言葉をプラスチック板に繰り返し彫り込む作品で新境地を開く。 常に自身をとりまく身近なテーマに制作の衝動を重ね合わせてきた。 関西を代表する現代彫刻家として旺盛に活躍し名を成したが、2005年の個展を機に「つくらない彫刻家」を宣言、以降制作を絶つ。 今展では自画像ともいえる1974年の「僕の顔」3部作を中心に60年代、70年代のあまり知られていない貴重な作品を展示、彫刻とタブロー作品によるインスタレーションを予定。 *アーチストトーク 聞き手:島敦彦 氏 (国立国際美術館学芸課長) 全文提供:Gallery Hosokawa 会期:2013.11.11~2013.12.7 時間:12:30~18:30 closed on Sunday 会場:Gallery Hosokawa |
Last Updated on November 11 2013 |