王麗楠展 律動のかたち |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2021年 9月 13日 |
王麗楠は、漆という天然の素材そのものの美を活かし、自然のエネルギーに基づく造形表現によって人間と自然の精神世界の共鳴を探求しています。水蒸気や煙霧など空中で流動するものの形を粘土で作り、その表面を型取りすることで「表」と「裏」という関係が生まれます。「表」とは作者自身が見ることのできる自然の形態の美しさであり、「裏」とは原型となった粘土の内側に広がる世界、すなわち自己の内省的世界を象徴しています。自然のエネルギーと自己の内に秘めた静寂が呼応し、なめらかに波打つ漆黒のかたちが独自の律動を生み出しています。 http://galleryk.la.coocan.jp全文提供:Gallery K 会期:2021年9月13日(月) 〜 2021年9月18日(土) |
最終更新 2021年 9月 13日 |