蓬生ゆり展 Color, Form, Libido |
展覧会
|
執筆: 記事中参照
|
公開日: 2021年 6月 15日 |
「長い時間をかけて物質を凝縮した石の結晶のような出来事を、絵画の色と形のぶつかりに思い起こす。砂が時計として時間を計るものではなく、宇宙の塵であったことを思い出すように、役に立つことに先んじてものが存在していることを大事に思う。」 自分とは何者かという問いから絵の具を身にまといカンヴァスに身を投げ出すことによって自らの美術表現を立ち上げた蓬生ゆり。原初の衝撃が生み出した波紋は、やがて色彩と形態の織りなす結晶体の奥に残響となって広がっていきます。先人たちの抽象絵画の展開を追体験しながら、蓬生は画面上での出来事に存在としての密度を与え、観るひとの意識に時間と空間を生み出す自律的な絵画へと成長さるべく、試行を続けています。
http://galleryk.la.coocan.jp
全文提供:Gallery K
会期:2021年6月14日(月) 〜 2021年6月19日(土) 時間:11:30~18:30 土曜日~17:00 休日:日曜日 会場:Gallery K
|
最終更新 2021年 6月 14日 |