展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2018年 10月 06日 |
韓国の昌原市を拠点に国内外で活動する絵画作家、ジョ・ヨンスンさんの東京では3回目の個展です。 ジョさんが現在取り組んでいる絵画は単一の要素を数限りなく組み合わせて作られるコンポジションです。キャンバスの上に小さな矩形の絵の具の塊を無数に積み重ねながら配置すると、その起伏が陰影を生みながら画面いっぱいに拡がっていきます。単一のものから生まれる無限の変化。そこには彼女の、この宇宙の成り立ちと、人間という存在の意味に対する思考があります。 時間も空間も、物質も存在しなかったある点(特異点)の爆発、膨張として誕生し、今も膨張と拡張を続ける宇宙。その宇宙の森羅万象、星たちも、私たちも、その出発点は一つであり、全てが繋がっています。 「画布の上の点は、通り過ぎた私たちの痕跡であり、生きている瞬間であり、生きていく日々の表現なのです。今日も私は点を打ちながら、不可思議な時間性と無辺の空間性を思っています。点を通じて、私が感じる世界を造形します。」
http://galleryk.la.coocan.jp
全文提供:Gallery K
会期:2018年10月15日(月) 〜 2018年10月20日(土) 時間:11:30~19:00 土曜日~17:00 休日:日曜日 会場:Gallery K
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最終更新 2018年 10月 15日 |