福村君雄展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2018年 5月 04日 |
シルクスクリーンで彩色された直径9mmの小円形の厚紙をパネルにすきまなく貼り詰めるところから、福村君雄の作品は始まります。そこで得られた平面のうちに、ひとつの小円形をひとつの点と見たて、点を連ねて直線とし、直線を束ねて面とします。それらの点、線、面の様々な組み合わせのみで成り立つ絵画空間は、単純かつ極めて厳格なシステムに従っていて、不自由といえば不自由、他律的とも言える方法です。しかしそのシステムとのわたり合い、たわむれ合いのうちに、スリルとともに、自由の感触を得ると福村は言います。容赦なく限定され、ごまかしようのない世界だからこそ、そこに現れる無限の可能性が、私たちの眼を見はらせます。 http://galleryk.la.coocan.jp全文提供:Gallery K 会期:2018年5月14日(月) 〜 2018年5月19日(土) |
最終更新 2018年 5月 14日 |