展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2018年 2月 01日 |
「死と憎悪と腐敗と貧困と力に支配されたこの地上においてもし仮に美が存在しなければすでにもう我々人類は破滅していたであろう。」 - 細谷俊一郎は今回の個展にあたってこのように表明しています。 彼が自らの創作活動の原理として掲げているのが「反ユークリッド主義」です。彼のドローイングには直線、曲線、そして無数の点が存在しますが、それらは私たちの慣れ親しんだ空間や形態の把握、遠近の感覚などを示すものではありません。矩形の画面の中に変転しつつ繰り返されるその謎めいた現れは、人間の知覚を超えて無限に折り重なる多次元の宇宙が、紙の表面という二次元の世界を通過する一瞬の痕跡でしょうか。いわば観測し得ないものの観測を繰り返す行為、いかなる答えも生み出さないかに見えるその純粋な行為こそが、人間にとって至上の価値である「美」への道筋であると彼は信じているのです。
http://galleryk.la.coocan.jp/
全文提供:Gallery K
会期:2018年2月5日(月) 〜 2018年2月10日(土) 時間:11:30~19:00 土曜日~17:00 休日:日曜日 会場:Gallery K
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最終更新 2018年 2月 05日 |