ウラサキミキオ 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2017年 3月 26日 |
ウラサキミキオは眼に見える事物のみを対象として描く作家です。自分の外部に存在するものが自身の感覚に働きかける力にこそ魅入られているからです。日常生活のなかでふと眼を捉えた光景が、思いもかけず異質なものとしてたちはだかり、自分のものの見方や捉え方に揺さぶりをかけてくる、そういう体験が彼の創作の動機となっています。冷静なタッチによる透明感ある写実と、それを敢えてはね返すかのようなデカルコマニーとコラージュを組み合わせた独特の手法は、自分をある距離以上には決してよせつけない事物の他者性をどう絵画化するかという終りのない挑戦です。そこに生み出される作品一つ一つからは、私たちが見慣れているはずの日常の光景が、類い希な迫真性、不思議な存在感をもって迫って来ます。 (ギャラリイK) http://galleryk.la.coocan.jp全文提供:Gallery K 会期:2017年3月27日(月) 〜 2017年4月1日(土) |
最終更新 2017年 3月 27日 |