知久彗来 - 呼 - |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2016年 2月 04日 |
この世の真実は「混沌」であるということが、知久の思考の出発点でした。人間は混沌から浮かび上がり、そしてまた混沌に帰っていく。では「生きる」とはどういうことなのか。寂しさに耐えられず虚構で己を満たし欠落を埋め合わせることだろうか。あるいはただ混沌に身をゆだねることだろうか。そうではないと、知久は考えました。 人はこの「世界」=「自然」から「呼ばれ」ている。自分の「呼吸」も「血流」も自然の本質的な力、気、エネルギーの流れの中にあり「魂」とは自然から呼びかけに応える存在。だから自然の本質的な力の中に私たちの魂があると感じとり、表現することが最初の一歩であるというのです。 魂が呼ばれ浮かびあがる「仮面」。気の流れが描き出す「曼陀羅」。このふたつの現れを鍵として今回の初個展が構成されます。 http://homepage3.nifty.com/galleryk 全文提供:Gallery K 会期:2016年2月8日(月) 〜 2016年2月13日(土) |
最終更新 2016年 2月 08日 |