表現される現在2015 ゼロイスト:人間というこわれやすい生き物 |
展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2015年 12月 07日 |
左上より時計回りに、松本真一、古賀 飛、石川雷太、宇留野隆雄、川村雅之、金 大仲 【 記事本文 】 昭和初期から2001年に他界するまで抽象芸術のパイオニアであり続けた美術作家、斎藤義重が、晩年に独自の教育理念を具現化させたのが東京芸術専門学校(Tokyo School of Arts = TSA)でした。その卒業生有志が毎年開催するグループ展が、「表現される現在」です。 副題となっている「ゼロイスト」とは、1950年の斎藤義重作品題名にちなみ、恩師へのオマージュを表するとともに、常に自らの表現のゼロ地点に回帰しつつ、また旅立つということを意味しています。 今回のテーマである「人間というこわれやすい生き物 」は、医師ルイス・トマスの著書『人間というこわれやすい種』 (晶文社1996 訳:石館康平、石館宇夫/ Lewis Thomas "The Fragile Species "1992 )に基づいています。地球の生命全体に包摂されながら、多様な他者と共存していくことが人間の絶対条件であり、作品をつくり表現するという行為も、その中の一環であるという思いが込められています。
http://homepage3.nifty.com/galleryk
全文提供:Gallery K
会期:2015年12月14日(月) 〜 2015年12月19日(土) 時間:11:30-19:00(土曜日は17:00まで) 休日:日曜日 会場:Gallery K
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最終更新 2015年 12月 14日 |