三瀬夏之介:肘折幻想 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 9月 08日 |
三瀬夏之介(奈良県、1973年生まれ)は、2009年から山形に拠点を移し、現在は東北芸術工科大学の准教授を務めています。2006年に五島記念文化財団美術新人賞を受賞。翌年に研修員としてフィレンツェにて1年の滞在制作を行いました。その他、大原美術館アーティストインレジデンスARKOや、海外でも台北、深圳(中国)、ドレスデン(ドイツ)にて滞在制作やグループ展を行い、日本画という枠組みを越えたフィールドで幅広く活躍しています。意欲的に制作を続ける一方、2009年からは制作拠点である東北に着目し、大学や地域を巻き込んだ展覧会のキュレーションを行うなど、その多才振りを発揮しています。 本展では、三瀬が住む山形の温泉地、肘折のタイトルをつけて、十曲一隻の大きく連なる屏風を展示いたします。直径2キロのカルデラ盆地の底に湧きいでる湯とともに1200年の歴史をもつ土地から感じた三瀬の幻想世界が展開されます。当ギャラリーでは2年ぶり2回目の個展となります。 10月29日には羽鳥書店より三瀬夏之介の初作品集を刊行いたします。1997年から現在までの作品と、作家のブログを掲載する予定です。制作当時、三瀬が何を見、何を考え描いたのかを類推できるような充実した内容となっております。 またイムラアートギャラリーは、セカンドスペースとして、東京・神楽坂にイムラアートギャラリー東京をオープンいたします。2010年10月29日に三瀬夏之介展「ぼくの神さま」でオープンいたします。「絵描き」としての三瀬夏之介の原点と現在を探る新作展となります。京都・東京での三瀬の力作を是非ご覧ください。 アーティストトーク・レセプション 10月2日(土) 17:00~ ※全文提供: イムラアートギャラリー 会期: 2010年10月2日(土)-2010年10月23日(土) |
最終更新 2010年 10月 02日 |