展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 9月 06日 |
夕まずめの源流を川どおしで歩きながら 辺りは昏れる。 月に照らされた渓流が薄らと輝くと 奥深くただならぬ暗闇の気配が漂う。 五感を研澄まして 畏敬が淀むその気配を全身で受け留める。 同時にその場の心理と経験が その魅力を鮮明に際立たせてくれる。 キャンバスに何度も塗り重ねた緑と黒は暗緑色の空間を生む。 そこに削り尽くした形態は事実(fact)と現実(actuality)の両義を仙遊して新たな風景となる。
中野武夫 埼玉県川越市生まれ/日本大学芸術学部美術学科卒
主な個展 1973 村松画廊 銀座 1975 ガレリアグラフィカ 銀座 1980 銀座絵画館 銀座 1984 川越画廊 川越 1988 川越画廊 川越 1994 川越画廊 川越 1999 ギャラリー砂翁 川越 2001 マキイマサル・ファインアーツ 新橋 2002 アートガーデン 岡山
全文提供: ギャラリーなつか
会期:2010年9月6日(月)-2010年9月11日(土)
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最終更新 2010年 9月 06日 |