吉住暁:空 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 4月 01日 |
吉住暁は1978年福岡県生まれ。2004年多摩美術大学大学院美術研究科修了。当ギャラリーで4回目の個展となる今回の展示では、「空」をテーマに描いた絵画作品で、「空」のある風景に囲まれる“場”を創ります。
これまでは、身の回りにある風景の中から、光や匂い、風や温度など“形を持たない”感覚的なものを抽出して描いてきましたが、近年は具体的な“目の前の風景”へと変化してきています。日々の生活の中で「生」や「死」に対する感覚が強くなってきた作者は、「“目の前にある風景”とは、私的記憶に基づく場所であったり、どこでもない場所であったりします。それらの場所を描くことは、自分もこの目の前(あるいは向こう側)に属している、この風景や世界の一部なのだと感じる行為です。この行為は生死の観念を鮮明にしてくれます。」と語っています。 【プロフィール】 1978年 福岡県生まれ 2002年 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 2004年 多摩美術大学大学院美術研究科修了 個展: 2005・07・09年 ギャラリー58(東京) 2007年 ギャラリーとわーる(福岡) グループ展ほか: 2004年 グループ展 「絵画」(村松画廊)、シェル美術賞展2004(代官山ヒルサイドフォーラム) 2007年 シェル美術賞展2007(代官山ヒルサイドフォーラム) 2009年 第24回ホルベイン・スカラシップ奨学生、「新世代への視点2009」小品展(会場:ギャラリーなつか ギャラリー58より出品) ※全文提供: ギャラリー58 |
最終更新 2010年 4月 12日 |