井上花:ものがたり |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 2月 10日 |
井上花は1981年に広島に生まれ、広島市立大学大学院芸術学研究科修士課程を修了し、現在東京に在住、主に平面作品を制作しております。2009年の初個展「カ・ラ・フ・ル・ず」では、熱帯植物や水草、深海魚、蜂の巣など自身が興味を持った生き物を色彩豊かに表現し、好評を得ました。昨年には、KOBE ART MARCHEにてバスルームでインスタレーションを発表、平面に加え、童心に帰るような立体を展示し、海の生物を登場させました。その他アートフェアやグループ展に出品し、精力的に活動しています。 井上花の作品には優しさが溢れています。それは「自分の作品を見た人に幸せになってもらいたい」と語る井上花の性格が大きく寄与しているのは間違いありません。また、日本画の技法で通常より岩絵具を厚く盛る為、陶芸の焼物のような質感があり、その表面の凸凹は無機的ではなく、人々はプリミティブな感覚が呼び起こされ、温もりを感じることが出来るのです。 今展では、井上花の「ものがたり」をご覧いただこうと思います。100号2点を含む平面作品に、クロッキーや立体を加えて展示致します。絵本のような井上花の世界を、是非ご高覧いただきたくご案内申し上げます。 井上 花 Hana Inoue ※全文提供: Yoshimi Arts 会期: 2011年3月7日(月)-2011年3月27日(日)会期中無休 |
最終更新 2011年 3月 07日 |