早川克己:Geometric Allegory –盆栽都市と蜃気楼– |
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Published: April 01 2014 |
There are no translations available. GALLERY MoMo Ryogoku では4月5日(土)から5月6日(祝・火)まで、当ギャラリーでは4回目の早川克己展「Geometric Allegory –盆栽都市と蜃気楼–」を開催いたします。 早川克己は1970年栃木県生まれ、92 年日本大学芸術学部美術学科卒業後アメリカに渡り、98年にはSchool of visual arts、New Yorkにて修士号を取得しました。 その後はニューヨークのDaniel Silverstein Gallery を皮切りにヒューストンのMcClain Gallery での個展など、主にアメリカでの制作発表を続け、08 年に帰国後は主に当ギャラリーでの個展を中心に、アメリカをはじめ、ドイツ、台湾など世界的スケールでの発表が続き、スペインマラガでの個展では当地のマラガ現代美術館に作品が収蔵されました。 従来、絵の具を何層にも重ねた色層を電動ドリルで削り取って、パースペクティブで近未来的な空間を表現してきましたが、そうした作品に見られた動きのあるモチーフや遠近による立体的な平面表現は、近年ペーパーによるアングルを立体的に構築し、そのパターンも多様化して来ました。 そうした立体は都市の構造物を俯瞰するような作品を生み出してきましたが、近作の1cm 四方のミラーを無数に集積させた大作では、ミラーの方向や集積の度合いで動き感じさせると同時に、反射する無数の光が乱舞して、美しさという点でも稀有な作品となり、この作品はルイ・ヴィトンに収蔵され、現在もロンドンの店舗に展示されています。 今展では、かつて展示した都市空間の蜃気楼を思わせる、浮遊するペーパーワークのように、台紙という支持体から解放する作品を新たな展開で試みています。多様な要素を持つ早川作品ですが、「新たな造形言語を獲得できれば」と語る新作、期待を持ってご高覧いただければさいわいです。 [作家コメント] [作家プロフィール] [主な個展] [主なグループ展] [スカラシップ & アワード] [コレクション] オープニングレセプション:2014年4月5日(土) :18:00 - 20:00 全文提供:ギャラリーモモ両国 会期:2014年4月5日(土)~2014年5月6日(火) |
Last Updated on April 05 2014 |