開館60周年 日本画 ザ・ベスト・コレクション |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 11月 03日 |
開館60周年 日本画 ザ・ベスト・コレクション」では、当館の日本画のコレクションを3期に分けて紹介します。 前期(10月22日‐12月4日)では片岡球子、中期(12月6日‐1月29日)では荘司福など日本美術院で活躍した女性画家の作品を中心に明治以降の日本画の流れを辿ります。また、後期(1月31日-3月25日)では2004年度に寄贈された木下翔逅コレクションの中から、両界曼荼羅や俵屋宗達の《狗子図》など鎌倉時代から江戸時代までの古画も展示します。 片岡球子は、戦後の日本画を牽引した女性画家の第一人者で、大胆な画風と革新的な歴史解釈によって多くの鑑賞者を魅了しました。今回は、《面構 足利尊氏》(1966)など歴史上の人物を取りあげた面構シリーズや火山をモチーフにした風景画などの代表作を展示します。また、片岡球子と同じく戦後の日本画を切り拓いてきた荘司福の作品では、初期の働く人々の姿をとらえた《群》(1961)や平静心を風景に反映させていった《映》(1994)などを展示します。 このほか、当館のコレクションのもう一つの核である、戦後葉山で活躍した日本画家山口蓬春の下図・素描類も随時併せて展示します。 全文提供:神奈川県立近代美術館 会期:2011年10月22日(土)-2012年3月25日(日) |
最終更新 2011年 10月 22日 |