EISAKU ANDO:a piece of work |
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Published: February 28 2013 |
a piece of space APSでは、APS企画展シリーズa piece of workの第26回として安藤栄作展を3月4日(月)から3月16日(土)まで開催致します。APSでは2回目の個展となる本展は、APSと同じフロアに あるGallery Camelliaも使い、壁面全面を覆うドローイングと最新彫刻作品10点余を展示致します。 自 然とともに暮らす生活を求め、1990年に東京から福島県いわき市に移った安藤栄作(あんどうえいさく)は、東日本大震災時、福島第一原発から30km圏 内の福島県久ノ浜の海岸沿いに住んでいました。津波とその後の火災で家を失い、原発問題に直面した当事者として、避難した奈良から3.11後の世界をどう 生きるかを、講演や執筆活動そして作品制作を通して発信し続けています。 一打一打手斧を振り下ろし形作られるその彫刻は、常に物事の根源性を問い、私達の存在を肯定するものです。 遅々として進まないかのような被災地の復興や脱原発社会への道のり・・・時に後退しているかに思える現状に怒り、絶望することもあります。 だからこそ、この小さな展覧会で私達が何者であったのかを思い出したいのです。 企画:三ツ木紀英/ Norie Mitsuki
[作家コメント] バックのドローイングは福島第一原発。 僕らはどんな状況の中にあっても光を生み出すサナギのようなもの。 男性は女性のたおやかさと朗らかさを、 女性は男性の気高さと誠実さを愛する。 その行為そのものが光で、二つが合わさると光が増幅される。 原発事故とその後の落胆だらけの様々な出来事、 そんなものに魂まで絡め捕られてはいけない。 今こそ自分自身が光のサナギであることを思い出し、 男性が女性を女性が男性を大切な存在として誠実に愛し、 その光で世界を満たす時だ。
安藤栄作 (彫刻家)
全文提供:a piece of space APS
会期:March 4(Mon.)–16 (Sat.), 2013 時間:12:00 - 19:00 closed on Sunday 会場:a piece of space APS
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Last Updated on March 04 2013 |