「補色の赤を使って緑:アジアの植生を表現する」この発想を2004年に得て、作家はシリーズReal/Redを描き続けてきました。
見慣れた山や緑の風景を赤い色だけで描く。対象はある法則のもとに記号に置き換えられ、描き分けられていく。種々の画材(岩絵具、油彩、アクリル、水彩など)を同時に使う事で表出される緻密な質感。
作家の筆致は年を追うごとに、大胆さと繊細さにおいて磨きがかかり、それはあたかも他を侵犯しあらゆる方向に延びるアジアの植生の如く、生命力に溢れ呪術的なしぐさにすら見えてきます。
どうぞこの機会に、関智生の<Real/Red>をご高覧下さい。
関智生 1965 奈良県に生まれる 1980 名古屋芸術大学美術学部卒業 1989 名古屋芸術大学美術学部研究生修了 1992 第7期ホルベイン・スカラシップ、第4回写真新世紀 佳作 1998 愛知県新進芸術家海外留学等補助事業研修員 (~2000) 2000 ノッティンガム・トレント大学Fine Art にて修士取得 その際にDistinction 2003 セントラル・セント・マーティンス・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインにてAssociatedStudent を修了
Solo show 1992 アートギャラリー京ばし/東京(1993,1994,1995) 1995 ギャラリーなつかb.p. /東京(1997) 1996 ギャラリーなつか/東京 2002 ギャラリーOH /一宮 愛知、織部亭/一宮 愛知 2005 飯山市美術館/飯山 長野 2009 TOKIO OUT of PLACE /東京、Gallery OUT of PLACE /奈良 2010 織部亭/一宮 愛知、masayoshi suzuki gallery /岡崎 愛知、ならまちセンター/奈良 奈良アートプロム 2010 コテンパンダン展
group show 1990 FROM OUR HEARTS-アパルトヘイトに反対する美術展 岐阜県美術館/岐阜 1992 e・t/生と死をめぐって(3)文通 ASG/名古屋 素材のもつ意味と限界展 名古屋市民ギャラリー/名古屋 1996 ’96 街はいまアートで溢れる/一宮 2000 En Soi、VOID Gallery / London UK 2007 Cube Retrospective +ギャラリー/江南 2008 Returning by a Shorter Path Northampton Univ. Avenue Gallery / UK 2010 あいちアートの森 東陽倉庫テナントビル/名古屋
publication 『赤い森の少女と少年の赤い森』2010、絵と原案:関智生 文:中村ケイタロウ(発行:ソニー・デジタル・エンタテインメント・サービス)
※全文提供: Gallery OUT of PLACE
会期: 2011年5月27日(金)-2011年6月19日(日) 会場: Gallery OUT of PLACE レセプションパーティー: 2011年5月28日(土)17:30 -
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