展覧会
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執筆: カロンズネット編集3
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公開日: 2013年 5月 14日 |
20202 ではこの度、舩橋 陽(ふなはし よう)の個展「8」(エイト)を開催いたします。 舩橋 陽は音楽活動と共に、一度解体し発音体を外部から触れられるよう再構築したトイピアノや、砂時計の砂が落ちる音を拡張しヘッドフォンで聴く作品、ノイズにまつわるドローイング等、音にまつわるオブジェクト、平面作品を制作、発表してきました。その作品は、そのものがもつ内包された音をあらわにし、触れることで、演奏する事、音を発する事の意味を深く問いかけてきます。 砂時計は時を可視化する為に古くから使用され、時間という概念のシンボルとして、また、ヨーロッパでは命が有限であることを表す死のシンボルとして使われてきました。砂時計の音はごく微かで、私達は目をこらす事はあっても、砂の落ちる、時の進む音を我々が意識して聴く事はありません。ガラスの容器の中で流動する砂の発する音を拡張した舩橋 陽の作品は、そのざらっとした音に触れることで、ガラスの中の砂に手で触れられるかの様な感覚を覚え、可視化された時間の計測器から死の象徴が内包する生の質感を強く想起します。マンションの一室を利用した 20202 独特の空間の中で、砂時計を中心に構成された舩橋 陽のインスタレーションをぜひ体験して下さい。 伊藤 麻衣子
[作家コメント] 静かな場所に居て、初めて聴こえてくる音がある。 耳鳴り、心音、唾を呑む音、無意識に漏れる自分の吐息。 自分の身体から無意識に、そして意識的に発する、発されてしまう音達。 ある日、ふと砂時計に触れた時、それらと同じものを感じた。 砂の落ちる音は血肉の軋みや流れ、時に吐息にも思える。
舩橋 陽
[作家プロフィール] 舩橋 陽
1995 年より主にサキソフォンの即興演奏によるソロやセッション、リーダーユニット SHERPA、功陽樹での演奏活動を行う。1996 年以降、舞台作品への音楽の創作にも積極的に関わり、大橋可也 & ダンサーズ、ポポル・ヴフ、ニブロールなどのコンテンポラリーダンスカンパニーの作品に楽曲提供および演奏で参加。それらの作品の幾つかは、イタリア、ドイツ、ポーランド、アメリカ、韓国でも上演された。2007 年以降、ファッションレーベル「NO CONTROL AIR」のエキシビジョンへのサウンドクリエイションを継続。2008 年からは美術家として音にまつわる作品を発表している。 2012 年 12 月、RONDADE より 1st album「3AM」をリリース。
入場 : ご入場の際、ドリンクオーダーをお願いいたします 。( 300 円 ~ ) イベント:「LIVE 8」6 月 8 日(土)18:30 open / 19:00 start 料金:1000 円 +1drink order ※ライブ準備のため、展覧会を 17 時までとさせて頂きます 出演:荒木真[saxophone] http://www.arakishin.com/ + 谷藤貴志[photo]http://yatoooo.com/ 舩橋陽[saxophone] 企画 : 伊藤 麻衣子 ( インディペンデントオーガナイザー )
舩橋陽 blog[アメフラシ アマハラシ] 全文提供:20202(ツーオーツーオーツー)
会期:2013年5月17日(金)~2013年6月15日(土) 時間:15:00 -19:00 休日:日・水 会場:20202(ツーオーツーオーツー)
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最終更新 2013年 5月 17日 |